【2025年度最新版】CBD原料の価格相場はいくら?種類ごとの値段も徹底解説

皆さんの中に「CBD・CBN原料の相場ってどのくらい?」・「アイソレートやブロードスペクトラムなどタイプごとの価格差が分からない…」といった方はいらっしゃいませんか。

そんなお悩みをお持ちの事業者様に向けて、本記事では各原料の価格相場について、分かりやすく解説します。

また、弊社では、事業者様向けにCBD・CBN原料の卸売やCBD商品のOEM・ODMを行なっております。

ご興味ある方はおうめ薬局の電話番号からお気軽にお問い合わせください。 

TEL:0428-25-8707

この記事でわかること

【種類別】CBD原料の価格相場

原料 価格相場(1kgあたり)
CBDアイソレート 中国産:200,000円前後
米国産:250,000〜600,000円前後
CBDブロードスペクトラム
(ディストレート)
500,000〜900,000円
水溶性CBD 480,000〜900,000円

CBD原料の価格相場は「価格をオープンにしていない業者が多い」・「業界がまだ成長段階で、統一基準がない」などの理由から不明瞭となっています。

ここでは、弊社が独自に調査・収集したデータをもとに、種類別にCBD原料の価格相場を解説します。

CBDアイソレート

CBDアイソレートとは、大麻草からCBD成分のみを抽出した粉末状の原料のことです。

CBDアイソレートは原産地によって値段が異なりますが、中国産であれば1kgあたり200,000円前後米国産であれば1kgあたり250,000〜600,000円前後で販売されています。

この原料は「希少性が高いカンナビノイド成分が含まれていない」などの理由から、3種類あるCBD原料の中では最も安価となっています。

CBDブロードスペクトラム(ディストレート)

ブロードスペクトラム

CBDブロードスペクトラムとは、大麻草を蒸留してTHCを分離した半固形の原料のことです。

この原料は「ディストレート」という名称で、1kgあたり500,000〜900,000円という価格で販売されていました。

ただ、2024年12月の法改正後、他のカンナビノイドを含むブロードスペクトラムを適正な基準で生成することはほとんど不可能に近い状態です。

そのため、CBDブロードスペクトラムの購入を検討している方は、一度販売業者に問い合わせてみることをおすすめします。

水溶性CBD

水溶性CBDとは水に溶ける性質を持つCBD原料のことで、ドリンクタイプなどの「飲むCBD製品」を製造する際に利用されます。

このCBD原料はパウダー状やリキッド状のものがあり、1kgあたり480,000〜900,000円という価格で販売されています。

1kgあたりではパウダー状の方がリキッド状のものより高値で販売されていました。

水溶性CBDはCBDアイソレートよりも価格が高く、CBDブロードスペクトラム(ディストレート)と同じような価格帯であると言えます。

CBD以外の原料の価格相場

価格相場(1kgあたり)
CBN アイソレート:600,000〜900,000円前後
水溶性リキッド:1,000,000円
CBG アイソレート:600,000〜970,000円
水溶性リキッド:900,000円
CBC アイソレートタイプ:2,400,000円

ここでは、CBD以外のカンナビノイドである「CBN」・「CBG」・「CBC」の原料の価格相場を解説したいと思います。

CBN原料

CBN(カンナビノール)は、熟成したTHCから生成されるカンナビノイドの一種で、睡眠促進や鎮静効果などが期待されています。

CBNアイソレート原料は、1kgあたり600,000〜900,000円前後という価格で販売されています。

また、水溶性のリキッドタイプも販売されており、ある業者では1,000,000円という価格で販売されていました。

CBG原料

CBG

CBG(カンナビゲロール)は、大麻草に含まれる非精神活性成分で、抗炎症や神経保護などの効果が期待されるカンナビノイドの一種です。

CBGアイソレート原料は、1kgあたり600,000〜970,000円という価格で販売されています。

また、水溶性のリキッドタイプも販売されており、ある業者では900,000円という価格で販売されていました。

CBC原料

CBC(カンナビクロメン)は、大麻に含まれる非精神活性のカンナビノイドで、抗炎症・鎮痛・抗うつ効果などが期待される成分です。

CBC原料を販売している販売している業者は多くありませんが、ある業者では1kgあたり2,400,000円で販売されていました。

このようにCBD以外の原料の価格はCBDに比べて高いですが、それにはCBN、CBG、CBCが希少性が高いレアカンナビノイドであることが関係していると考えられます。

CBD原料が仕入れ可能な会社5選

ここでは、CBD原料が仕入れ可能な会社を5つご紹介したいと思います。

記事後半の「原料を選ぶ際の6つの基準」を確認しつつ、ご自身に合った仕入れ先を見つけてみてください。

株式会社慶事会

原料の種類 CBDアイソレート、CBNアイソレート
原産地 米国カリフォルニア州
COA(厚労省認可)
CBD:Anresco Laboratories
CBN:KCA Labs
トレーサビリティ 有(バイオマス段階のCOAを取得)
専門家監修 有(臨床カンナビノイド学会認定薬剤師)
サンプル提供

株式会社慶事会のCBD・CBN原料の詳細はこちら

株式会社CannaTech

原料の種類 CBDアイソレート、CBNアイソレート、水溶性CBDパウダー、水溶性CBNパウダー、高吸収化CBDパウダー※特許出願
原産地 米国カリフォルニア州
厚生労働省認可の検査機関によるCOAの有無 有(国内外機関で複数実施)
トレーサビリティ確保の有無 有(由来原料のヘンプ〈バイオマス〉農場までトレース可)
専門家による監修の有無 有(国公立大学と共同研究実施)
サンプルの提供の有無

THC成分の除去・分離の独自技術
CBD原料からTHCを1ppmレベルまで除去するのに、独自の精製技術(クロマトグラフィ製法)を用いています。当技術によって10ppmの新基準値対応を連続的に実現しています。
株式会社CannaTechに問い合わせてみる

株式会社吉兆堂

原料の種類 CBDアイソレート、CBGアイソレート、
CBNアイソレート、水溶性CBDパウダー
原産地 スイス
厚生労働省認可の検査機関によるCOAの有無
トレーサビリティ確保の有無 不明
専門家による監修の有無
サンプルの提供の有無

株式会社古都のはな

原料の種類 CBDアイソレート、CBGアイソレート、
CBNアイソレート
原産地 スイス、スペイン
厚生労働省認可の検査機関によるCOAの有無
トレーサビリティ確保の有無
専門家による監修の有無
サンプルの提供の有無

株式会社 日本クリエイトサービス

原料の種類 CBDアイソレート、水溶性CBDパウダー
原産地 中国
厚生労働省認可の検査機関によるCOAの有無 有(昭和大学薬学部)
トレーサビリティ確保の有無
専門家による監修の有無
サンプルの提供の有無

原料を選ぶ際の6つの基準

ここでは、原料を選ぶ際の6つの基準を解説したいと思います。

下記の6つの基準を理解することで、事業者様に合った仕入れ先が見つかると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

仕入れ価格が極端に安すぎない

原料を選ぶ際の基準の1つとして、原料の仕入れ価格が極端に安すぎないことが挙げられます。

なぜなら、原料が極端に安価な場合、生産過程における品質管理が不十分であったり、適切な検査が行われていない可能性があるからです。

このような品質の低い原料を使用して製品を製造してしまうと、製品自体の品質や安全性が損なわれ、消費者の信頼を失うリスクがあるため注意が必要です。

例えばCBDアイソレートであれば、1kgあたり250,000〜600,000円前後が一般的な相場のため、その価格帯に近い原料を選ぶことをおすすめします。

管理体制が整った農場でヘンプが栽培されている

ヘンプ農場

CBD原料を選ぶ際には、ヘンプが適切な管理体制のもとで栽培されているかを確認することも重要です。

具体的には、土壌検査の実施状況や農薬使用の管理体制が明確な農場で栽培されたヘンプを選ぶようにしましょう。

ただ、業界的に生産過程が不透明なケースも多いため、原料のトレーサビリティが確保されているかどうかも重要な判断ポイントとなります。

トレーサビリティが確保されているかの判断基準の1つとしては、「バイオマス段階のCOAを取得している」といった記載があることが挙げられます。

基準をクリアした工場で製造されている

原料の安全性や品質は、農場での管理体制だけでなく、製造を行う工場の衛生・品質管理体制にも大きく左右されます。

したがって、原料を選定する際には、どのような基準を満たした工場で製造されたかを必ず確認する必要があります。

確認するべき基準としては、「AIB International」・「HACCP」などが挙げられます。

※AIB International:食品製造施設の衛生管理と安全性に関する国際的な監査基準です。
※HACCP:食品の製造工程における危害要因の分析と管理を体系的に行う国際的な衛生管理基準です。

また、原料の安全性や品質には原料の抽出方法も関係してくるため、「どの抽出方法が利用されているか」ということも一緒に確認することをおすすめします。

弊社では、安全性を確保しつつ、安価で簡易にCBDを大量生産するのに適した「アルコール抽出法」を利用しています。

厚生労働省推奨の検査機関からCOAを取得している

検査期間のスタッフ

2024年の法改正により、厚生労働省推奨の検査機関からの「COA(分析証明書)」を取得していることが法律に準拠していることを証明する要件となっています。

厚生労働省が推奨する検査機関は8カ所あるため、仕入れ先の原料の「COA」が以下のどれかに当てはまるか確認するようにしましょう。

  • 株式会社日本CBD分析センター 昭和大学薬学部
  • ネオサイエンス株式会社
  • 三重大学 神事・産業・医療用大麻研究センター
  • 立命館大学薬学部株式会社ダイセル ライフサイエンス製品営業部
  • Anresco Laboratories
  • Eurofins Food Chemistry Testing US Madison USA
  • KCA Laboratories LLC
  • 宁波海关技术中心 Ningbo Customs District Technology Center

もちろん、弊社で取り扱っているCBD・CBN原料も厚生労働省認可の検査機関にて「COA」を取得しております。

原料が専門家の監修を受けている

現状、日本に流通しているCBDやCBNなどの原料で、専門家によって監修を受けているものは多くありません。

そのため、専門家による品質評価を受けた原料を選ぶことで、製品への信頼性が高まり、競合他社との差別化にも繋がります。

このように、マーケティングの観点からも、専門家の品質評価を受けた原料を選定することは非常に有効だと言えます。

サポート体制が整っている

オペレータースタッフ

原料の価格や品質だけでなく、仕入れ先がどれだけ柔軟で充実したサポート体制を持っているかも非常に重要な判断基準となります。

例えば、原料販売に加えてOEM製品の製造にも対応している会社であれば、開発から商品化までを一括で依頼できるため、社内リソースの負担を大幅に削減できます。

また、事前にサンプルを提供してくれるかどうかも重要です。実際に使用感や品質を確認できることで、納得感のある判断が可能になります。

さらに、納期やリードタイムが明確であるか、そして輸送中や保管時の品質維持体制(温度管理や遮光、衛生管理など)が整っているかといった実務面も忘れてはなりません。

これらが不十分だと、せっかくの高品質な原料も製品化時に問題が生じるリスクがあります。

まとめ

CBDやその他カンナビノイド原料を仕入れる際は、「価格の相場」を把握することはもちろん、品質・安全性・供給体制・差別化要素などを多角的にチェックすることが非常に重要です。

本記事で紹介したように、仕入れ価格が極端に安すぎないことや、管理体制が整った農場・製造工場で生産されていることなどを総合的に確認することが、後悔のない仕入れに繋がります。

特に、CBD業界は法改正や技術革新による変化が激しいため、常に最新の情報を収集しながら、信頼できるパートナー選びを行うことがビジネス成功の鍵となります。

もし仕入れに関するご相談や、OEM開発などのご要望がございましたら、お気軽に弊社(おうめ薬局)までお問い合わせください。

TEL:0428-25-8707

顧問弁護士

日比野 大

東京弁護士会所属
第49302号

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