皆さんの中に、「CBD製品をOEM製造したいけど、費用がどれくらいかかるか分からない…」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
そんなお悩みをお持ちの事業者様に向けて、「CBD製品のOEM費用の相場」や「費用に影響するポイント」などについて分かりやすく解説します。
記事の後半では、「CBD製品のOEMにかかる費用の内訳」・「OEMメーカーを選ぶ際に確認すべきポイント」もご紹介しているので気になった方はぜひチェックしてみてください。
CBD製品のOEM費用の相場はいくら?
結論から言うと、CBD製品のOEM費用の相場は「費用を公開していないメーカーが多い」・「業界自体が成長段階で、統一基準が存在しない」などの理由から不明瞭となっています。
そのため、CBD製品のOEM費用を正確に把握したい場合は、各OEMメーカーに直接連絡を取り、費用を確認する必要があります。
ちなみに、通常の健康食品をOEM製造する場合は、相場として初期コストに50〜100万円前後かかると言われています。
同じく健康食品に分類されるCBD製品についても、これに近い費用がかかることが予想されます。
OEM費用に影響する3つのポイント
OEM費用の相場が不明瞭なCBD製品ですが、費用に影響を与えるポイントははっきりとしています。
ここでは、OEM費用に影響する3つのポイントをご紹介したいと思いますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
CBD製品のタイプ

CBD製品には、オイルやグミ・カプセル・化粧水・ドリンク・クリームなど様々なタイプがあります。
これらの製品は、タイプによって製造工程や原料コストが異なるため、OEM費用にも差が生じます。
例えば、あるOEMメーカーでは、化粧水に比べてクリームタイプの方が、製造費用が約1.2倍高くなるといったケースが見られます。
このように、どのタイプのCBD製品を製造するかによってOEMの費用も変化するため注意が必要です。
ロット数
CBD製品のOEM製造において、ロット数は費用に大きな影響を与える要素の1つです。基本的にロット数が多いほど、1個あたりの製造コストは下がる傾向にあります。
例えば、CBDオイルを1,000本製造する場合と10,000本製造する場合では、10,000本製造した方が1本あたりの単価は安くなります。
これは、工場の生産効率が高まることやCBD原料やパッケージ資材の仕入れコストが抑えられるためです。
小ロットでのOEM製造は、1本あたりのコストは高くなってしまいますが、在庫リスクを避けたい場合やテストマーケティングを目的とする場合は有効となります。
また、特定ジャンルや形状に特化しているOEMメーカーであれば、小ロットでも比較的コストを抑えて製造できる場合があります。
複数メーカーに見積もりを取り、自社にとって最も費用対効果の高いOEM先を選ぶことが成功へのポイントです。
カンナビノイド原料の種類
CBD製品のOEM費用は、使用するカンナビノイド原料の種類によっても変化します。
なぜなら、カンナビノイド原料は種類によって価格に大きな差があるからです。
一般的に、CBDブロードスペクトラムはCBDアイソレートに比べて、約1.5〜2倍程度価格が高いと言われています。
また、CBNやCBGなどのレアカンナビノイドを使用する場合はCBDと比べて、約2〜3倍程度価格が高いと言われています。
このように、使用する原料の種類はOEM費用に大きな影響を与えるポイントであるため、原料を選定する際は慎重に選ぶことが重要となります。
CBD製品のOEMにかかる費用の内訳
費用項目 | 内容 |
製造・企画費 | 製品設計・試作品製作などにかかる初期費用 |
原料費 | 原料(カンナビノイド・キャリアオイルなど)の仕入れ費用 |
容器・パッケージ費 | ボトル、ラベルデザイン制作、印刷、資材手配などにかかる費用 |
分析証明書(COA)取得費 | CBD濃度・THC検査を行い、成分証明書を取得するための費用 |
梱包・配送費用 | 最終製品の包装、梱包作業、及び倉庫出荷や配送にかかる費用 |
CBD製品をOEMで製造する際にかかる費用の内訳は、基本的には通常の健康食品のOEMと大きな違いはありません。
「製造・企画費」や「原料費」・「容器・パッケージ費」・「梱包・配送費用」といった主要なコスト構成は、通常の健康食品と共通しています。
ただ、CBD製品の場合、THC含有量などについて正確な成分分析を行い、その結果を証明する「COA」の取得費用がかかります。
これは法規制への対応だけでなく、消費者に対して製品の安全性・品質を保証するためにも必要な費用となっています。
分析にかかる期間はおおよそ2〜3週間程度であり、検査内容にもよりますが、費用は1検体あたり5万〜10万円前後が一般的な相場と言われています。
OEMメーカーを選ぶ際に確認すべきポイント
ここまでの内容から、「OEM費用に影響するポイント」や「OEMにかかる費用の内訳」がお分かりいただけたと思います。
ここでは、OEMメーカーを選ぶ際に確認すべき6つのポイントをご紹介したいと思います。
小ロット対応が可能かどうか
OEMメーカーを選定する際は、小ロット対応が可能かどうかを確認しましょう。
発注量が多いほど、CBD製品1個あたりの原価は抑えられますが、その分大量の在庫を抱えるリスクも高まります。
小ロットで発注すれば、1個あたりの原価は割高になりますが、万が一売れ残った場合でも損失を最小限に抑えることができます。
そのため、最初は小ロットでスタートし、販売状況に応じて徐々に発注量を増やしていく戦略が、リスクを抑えながら事業を拡大していくうえで効果的です。
CBD製品について十分な実績があるか

OEMメーカーを選ぶ際は、CBD製品の製造に関して十分な実績があるかを必ず確認しましょう。
HPや資料で具体的な製品実績や事例を公開しているかどうかは、重要なチェックポイントです。
また、「ISO9001認証」といった第三者機関による品質管理体制の認証を取得しているかも重要なチェックポイントです。
こういった認証を取得しているメーカーであれば、厳しい基準に基づいた品質管理のもとでCBD製品を製造できるため、安心して依頼することができます。
希望する原料を取り扱っているか
CBD製品のOEM製造では、OEMメーカーが取り扱っている原料はそれぞれ異なります。
そのため、OEMメーカーを選ぶ際は、使用したいCBD成分(アイソレート、ブロードスペクトラム、CBN、CBGなど)に対応できるかを事前にしっかり確認しておきましょう。
また、OEMメーカーによっては、自社で調達したCBD原料を持ち込んで製造できるかどうかも異なります。
希望する場合は、持ち込み対応の可否についても事前に確認しておくと安心です。
パッケージデザイン・ラベル制作に対応しているか

CBD製品のOEM製造では、パッケージデザインやラベル制作への対応可否も、メーカー選びの重要なポイントの1つです。
OEMメーカーによっては、原料調達と製造のみを担当し、パッケージデザインは外注や持ち込みを前提としている場合もあります。
特にコスト重視型・小規模向けのOEMメーカーでは、パッケージデザインには対応していないケースも少なくありません。
一方、パッケージデザインやラベル制作まで一括サポートしてくれるOEMメーカーを選べば、製品コンセプトに沿ったパッケージ作りができ、ブランディングの面でも大きなメリットがあります。
製造納期(リードタイム)を明確に提示しているか
OEMメーカーを選ぶ際は、製造納期(リードタイム)が明確に提示されているかも重要な確認ポイントです。
納期設定が曖昧なOEMメーカーを選んでしまうと、予定通りに製造が進まず、販売機会を逃したり、事業計画に支障をきたしたりするリスクがあります。
一方、納品スケジュールを明確に提示し、予定通りに納品できるOEMメーカーであれば、販売計画が立てやすく、市場投入のタイミングも逃しません。
一度、OEMメーカーに問い合わせを行い、製造納期やリードタイムをしっかり確認するようにしましょう。
アフターサポート体制が整っているか

製品をOEM製造した後、アフターサポート体制が不十分な企業を選んでしまうと、販売後のトラブル対応に支障をきたすリスクがあります。
例えば、成分・製品不良に関する問い合わせが起こった際に、対応が遅れてしまうと、顧客満足度の低下やブランドへの信頼失墜につながる可能性があります。
一方、製品の出荷後も定期的なフォローを行い、問い合わせ窓口を設けているOEM企業であれば、万が一問題が発生した際にも迅速かつ丁寧な対応が可能です。
特にCBD製品は、成分や品質に対する消費者の関心が高いため、販売後のサポート体制が整っているかどうかは、販売企業としての信頼性にも直結します。
万が一の製品不良時にも、柔軟かつ迅速に対応してもらえる体制があるOEMパートナーを選んでおくことで、安心してCBD製品を展開することができるでしょう。
CBD製品のOEMなら「株式会社慶事会」
本記事では「CBD製品のOEM費用の相場」や「費用に影響するポイント」などについて解説しました。
CBD製品のOEM費用の相場は不明瞭であることや、OEMの費用には「CBD製品のタイプ」や「ロット数」・「カンナビノイド原料の種類」が関係していることがお分かりいただけたと思います。
実は、弊社では事業者様向けに「CBD・CBN原料の卸売」や「CBD商品のOEM・ODM」を行なっております。
ここでは、弊社が行うCBD製品のOEM事業についてご紹介したいと思います。
日本国内に工場を持つ製造パートナーと提携

弊社は、日本国内に工場を持つ信頼性の高い製造パートナーと提携して、CBD製品のOEM製造を行っております。
提携先の工場は8種類のCBD製品の製造に対応でき、オイルやグミ・カプセルなど多数の製造実績があります。
また、薬剤師資格を持つ私、荒川快生が実際に製造ラインをチェックしており、安心してお客様に届けられる品質管理体制を整えています。
株式会社慶事会の3つの特徴
1.薬剤師の視点から製品設計をサポート
薬剤師として、薬剤学・薬物動態学・薬理学の視点から、 コンセプト設計、商品選定、製剤設計などへのアドバイスが可能です。
2.高品質な原料を低価格で提供
弊社で取り扱っている米国カリフォルニア産の高品質なCBD・CBN原料を低価格で提供可能です。
3.小ロットから製造可能
テストマーケティングや試作品の製造など、初めて商品化を検討される方にも利用しやすい体制となっています。
厚生労働省推奨の検査機関で成分分析書(COA)を取得
上記で説明したように、CBD製品を製造する場合、成分分析書(COA)を取得する必要があります。
成分分析書は様々な検査機関で取得することができますが、検査機関によって検査の精度に差があります。
そのため、成分分析書を取得する場合は、厚生労働省認可の検査機関で成分分析書を取得することをおすすめします。
弊社で製造した製品は厚生労働省認可の検査機関の1つである「KCA Labs」で成分分析書を取得いたします。
製造可能な商品種類

先程、提携先の工場は8種類のCBD製品の製造に対応できることを説明しましたが、具体的には以下の8種類の製造に対応しています。
- タブレット
- ソフトカプセル
- オイル
- キャンディー
- グミ
- 化粧水
- 美容液
- ロールオン
最小ロット数や価格を知りたい事業者様は、おうめ薬局の電話番号からお気軽にお問い合わせください。
TEL:0428-25-8707
CBD製品のOEMに関するQ&A
どの種類のCBD製品を製造するのがおすすめ?
CBD製品にはオイルやベイプ・カプセル・グミなど複数の種類がありますが、特にカプセルやグミタイプのCBD製品を製造するのがおすすめです。
なぜなら、カプセルやグミタイプのCBD製品はブランド数が少なく、差別化が比較的容易だからです。
一方、オイルやベイプなどのCBD製品はブランド数が多く、差別化が難しくなっています。
CBD製品をOEMで製造する際に必要な工程は?
CBD製品をOEMで製造する際に必要な工程には以下の5つがあります。
- 市場調査とベンチマーク商品の選定
- コンセプト設計
- 配合する原料の選定
- パッケージ企画
- 販売準備
特に、販売準備では「価格設定」や「販売チャネルの選定」・「マーケティング施策の企画」といったことを行う必要があります。
