安全で高品質なCBDサプリメントを薬剤師が商品化した理由
こんにちは。
おうめ薬局の管理薬剤師、荒川快生と申します。
本記事では、薬剤師の私がCBDにどのようにして出会い、なぜCBDサプリメントを製品化したか、その理由についてまとめてみました。
私は現在、おうめ薬局にて薬剤師として調剤・服薬指導業務を行っております。
毎日、仕事をしている中で患者様から関節の痛みや神経痛、不眠など多くの病気についての話を伺います。
中でも、現在の処方箋医薬品だけでは症状が良くならない難治性疾患が存在することについて苦々しい思いを抱いていました。
薬を調剤し、お渡しするたびに、処方薬以外で何かできることはないか?と考える日々が続いていました。
CBDとの出会い
私がCBD(カンナビジオール)に初めて出会ったのは、2022年秋頃でした。
YouTubeで偶然、CBDや大麻に関する動画を見たことがキッカケでした。
その動画ではアメリカにおいてCBDは鎮痛、不眠の改善、不安の緩和、難治性てんかんの治療等に対して使用され、依存性がなく、日本でもCBDオイルや喫煙器具などが販売されているという内容でした。
CBDは大麻由来だから違法?
動画を見た時、お恥ずかしながら私は当初、CBD=大麻=違法であると考えていました。
大麻由来の成分が合法であるはずがない、脱法ハーブの類だろうと感じていました。
試しにインターネットで検索してみたところ「CBDは合法」と書いているサイトばかりだったので頭が混乱したのを今でも覚えています。
ネット情報だけでは確証を得られなかったため、医療関係者向けの日本臨床カンナビノイド学会に入会するとともに各種論文を読むことにしました。
その結果、CBDは大麻草由来成分ではあるものの、違法ではないことを知りました。
日本臨床カンナビノイド学会に入会して
学会では医師によるCBDを使ったバーム等の臨床使用の実際や、大麻草由来医薬品であるエピデュオレックスの日本での臨床治験に関する話、CBDサプリメントを用いた研究について知ることができました。
その結果、CBDは依存性がなく安全性も高い化合物であること、治療薬としての潜在的可能性が高いことを知りました。
大麻由来医薬品が存在しない
厚生労働省の負担により行われた研究や、その結果による提言からCBDを始めとした大麻由来医薬品の重要性が増してきています。
しかし、2025年2月現在でも保険適用になった大麻由来医薬品が存在していません。
最も進行している大麻由来医薬品はCBD99%含有のエピディオレックスで、現在第三相臨床治験中です。
安全性の高いCBDサプリメントの必要性
違法成分としてΔ9-THCを一定量以上含んでいるCBDオイル等が存在していたため、安心して利用できる製品の必要性を薬剤師として感じました。
そこで私自ら、違法成分の含有量を抑えたCBD原料の調達、違法成分の含有量を調べる成分分析機関の選定等を行うことにしました。
現在、私が製品化したCBD100㎎カプセルは品質と安全性が認められPCAT(カンナビノイド医療患者会) 様が運営している「みどりのわ」(CBD製品原価供給プログラム)に製品を供給させていただくまでになりました。
QOL(生活の質)の改善に少しでもお役に立てれば幸いです。
皆様に自信をもっておすすめします。
CBD薬剤師 荒川 快生